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いんきんたむし?

いんきんたむしって聞いたことはあるけれど
どういう病気でどういう症状があるのかは知らないな…

ここでは、いんきんたむしの原因・症状はもちろん、
予防法や、塗り薬(市販薬)での治療、女性もなるのか
など、役立つ知識を大公開しています。
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原因

いんきんたむしは人から人、猫から人へ感染します。
(ほとんどの場合人から人)

人が集まる場所、
温泉・プール・スポーツジム・ホテルなどの洋式トイレ、
足拭きマット、浴場の腰かけ、また家族に保菌者がいる場合、
脱ぎ捨ててある下着
から感染することがあります。

白癬菌は高温多湿を好む為、7月〜8月に発症する方が増えます。
家に帰ったら汗をシャワーで洗い流し、
蒸れている状態を長時間持続させないようにしてください。

また、いんきんたむしは稀ではありますが女性も発症することがあります。
男性と同様に、ジーンズなど風通しの悪い衣服を長時間着用した後は
きちんと汗を洗い流すようにしてください。


⇒原因

症状

・赤みのある発疹
・水ぶくれ(粘り気のある黄色い粘液が入っています)
・フケのように見える角質が剥がれ落ちるようになる
・激しいかゆみ(体温上昇があるとかゆみが激しくなります。)
・環状に患部が広がります

いんきんたむしはとにかく痒いですから、掻きむしってしまうこともあります。
その際に膿が出ると、患部は更に広がります。

最初は股間部だけだった症状が、掻きむしることも手伝って、
下腹部やおしり・太ももまで広がってしまいます。


⇒症状

治療法

いんきんたむしを治療するには外用薬を使います。
ただしここで注意して頂きたいことがあります。

と言うのは、
「恥ずかしい」という気持ちがある為に、
皮膚科を受診せず市販薬で治療しようとする方が多いのです。


デリケートな部分でもありますから、自己診療は危険です。

例えば以下のパターンがあります。
・いんきんたむしなのに、湿疹用の薬を塗って治療している
・湿疹なのにいんきんたむしの薬を塗って治療している
・性感染症も併発しているのに、いんきんたむしの薬だけ塗って治療している

湿疹の薬であればステロイドが含まれていることが多く、
もしステロイドをいんきんたむしに塗ってしまうとかなり悪化します。

なぜかと言いますと、白癬菌はステロイドが大好物だからです。

症状が出たらまずは皮膚科を受診して、
病変の原因が何であるかを医師に診察してもらいましょう。

いんきんたむしは他の部位の水虫と比べるとかなり早期に完治します。
また、他の部位にも白癬菌がついている場合には
それも併せて治療してしまいましょう。

下着はトランクスなど風通しのいいものに変えてくださいね。


⇒治療法

塗り薬(市販薬)

いんきんたむしの薬は、
大手の製薬会社から漢方薬まで何十種類もの薬が販売されています。

・小林製薬の「小林タムシチンキ」
・第一三共ヘルスケアの「ピロエースW 12ml」
・常盤薬品工業「タロンエース 30ml」


もし間違えて薬を使うと、症状が悪化することがあります。
ですから、市販薬を購入する時には、
薬剤師さんによく症状を説明して薬を購入するようにしましょう。

いんきんたむしは治療をすれば必ず治ります。
市販薬を使っても薬が合わない為に改善が見られなかったり悪化する人もいます。

できれば最初から皮膚科を受診して治療を行いましょう。


⇒塗り薬(市販薬)

検査について

いんきんたむしの検査は簡単です。

「直接鏡検」という、菌を顕微鏡で確認する方法で
いんきんたむしであるかどうかの診断を下します。

いんきんたむしは、性器を中心に起きる病変だけに、
男性でもなかなか病院へ行きづらい病気です。

しかしいんきんたむしは、足や体にできる水虫と同じで第三者に感染します。

例えば家族にいんきんたむしの患者さんがいる場合、
その保菌者から剥がれ落ちた角質が、
足拭きマットなどを介して足や手に付着すれば家族も感染します。

また、性行為で接触することによっても
いんきんたむしは相手に感染させてしまいますから、
検査・治療は早急に行わなくてはいけません。


⇒検査について

再発予防

・症状が消えてもしばらくは薬の塗布を続ける(約2ヶ月)

・患部をよく乾燥させる
  入浴後はタオルで水分をきちんと拭き取りましょう。

・風通しの良い下着(トランクスなど)を着けましょう。

・汗をかいたらできるだけ早くに洗い流して清潔を保ちましょう。

・スポーツジムや温泉の足拭きマットやスリッパは
  直接足に触れないようにしましょう。

・足や体に水虫がある場合は、すべて完治させるようにしましょう。
 ※菌が股間にうつれば再発してしまいます。

正常な皮膚であれば、約一ヶ月で新しい皮膚に生れ変わります。
(もし代謝が悪ければ、もっと長くかかる方もいます。)

その間、いんきんたむしの原因の白癬菌が、
あなたの皮膚の角質層に潜んでいますから、
いんきんたむしを再発させない為には治療を続ける必要があります。

そして前述したとおり、高温多湿の環境をつくらないようにしていれば
いんきんたむしの再発予防をすることができます。

とにかく蒸れない環境をつくること、靴も同じものを続けて履かないようにしましょう。


⇒再発予防

放置していると・・・

いんきんたむしは非常に強いかゆみを伴う病気です。
ですから無意識に掻いてしまいます。
「掻く」というより「掻きむしる」と表現した方がいいでしょう。

放置すると水ぶくれができ、紅斑が横に広がっていきます。
股間は角質層が薄いので、患部の範囲が広がって悪化するのはあっという間です。


下腹部、お尻へと病変部は広がり、
ひどい場合はおしり全体がいんきんたむしに侵されることもあります。

とにかくかゆみがひどいので、掻いてしまいますから
更に患部は広がり悪循環にはまってしまいます。


⇒放置していると・・・

女性もなるの?

いんきんたむしは女性でも男性でも感染源は同じで、特に違いはありません。

・家族に保菌者がいる(足拭きマット・トイレの便座などから感染)
・温泉やプールなど人が大勢集まる場所で感染
・暑い時期にジーンズなど風通しの悪い衣服を身につけている
・既に足が水虫に感染していて、そこから菌が股間にうつった
・SEX時にパートナーから感染

こういった事柄が考えられます。

ただし、いんきんたむしにかかる女性は、男性ほどは多く見られません。

寒い時期にブーツを履くことで水虫にかかる女性が多いのと同じで、
レギンスやジーンズ、ガードルなどを、
暑い時期に長時間身につけていると股間のあたりが蒸れて
いんきんたむしを発症しやすくなります。

いんきんたむしの原因菌である白癬菌は、高温多湿を好みます。
ですから、暑い時期は汗をかいたらなるべくシャワーを浴びるようにしてください。

もちろん、前述のとおり、家族に保菌者がいたり
通っているスポーツジムなどでも簡単に感染しますから
時期を問わず十分に気をつけるようにしてください。


⇒女性もなるの?

人に感染する?

ほとんどの場合は人から人に感染し、女性よりも男性に多く見られる症状です。

また、ご自身が既に足に水虫を発症している場合には、
そこから菌が股間にうつっていんきんたむしを発症することもあります。

いんきんたむしも水虫も原因菌は同じ白癬菌です。
家族に水虫にかかっている方がいれば、
足拭きマットなどから体のどこにでも感染します。

頭に感染すれば「しらくも」
体に感染すれば「たむし」
爪に感染すれば「爪水虫」
股間に感染したものが「いんきんたむし」
なんです。


⇒人に感染する?

皮膚科に行くべき?

専門であると分かっている病院でも行きづらいものですよね。

・医師や看護師さんになんて思われるだろう?
・患部を見せるのが嫌だ

気持ちは分かりますが、恥ずかしくても
皮膚科に行って診断を受け、治療をしなくてはいけません。


⇒皮膚科に行くべき?
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